形はいいのか。

D.Gray-man 第3夜 後追い感想

↑英国紳士は落ち着きが命なので、服装はモノトーンを基調にせねばならぬ運命なのです(運命と書いてさだめと読みます)。それに渋い色でアクセントをつけるわけなのです。モスグリーンが理想ですがワインレッド・ネイビーブルーなどでも可なのです。
色でアクセントをつけるかわりにステキ小道具を使う場合もあります。

↓英国紳士の小道具の数々
ステッキ
片眼鏡
懐中時計
ネクタイ
シルクハット
みごとな口ひげ(あごひげ不可)

なので師匠は紳士として不可なんです(最後の項目で)。あごひげ以外もいろいろ不可ですかそうですか。特に小道具「トンカチ」などは紳士どころか人間失格しそうな勢いです。けれど「生まれてきてすいません」などとは決して言わない心意気。
さよなら人類ビバ師匠(支持すんのかい)。

でもそんな紳士属性のかけらもない師匠に対してもアレンは己が紳士協定にもとづいて礼儀正しくふるまったんだろうと思うと涙で前が見えません。

というわけで「破壊するしか救う手は無い」の場面でも、シリアスなのに師匠の頭の上の巨大ティムキャンピーのおかげで雰囲気ぶち壊しだなどと思っても、アレンは決して口に出したりしないのです(思った時点でぶち壊しです)。

紳士的にはあの場面は「ああ一見人でなしの師匠も、ティムには愛情をかけてこんなにも大きく育てたんだなあ、世の中捨てたもんじゃないなあ」と思うべきところなんです。思い込まざるを得ないんです。そんな世は捨ててしまえ(←ひとり時間差ツッコミ)。

さて今回はアレンの養父・マナ氏初登場&伯爵とアレンの過去の因縁が明らかに。
アレンの過去をちらりと見せつつ新たな謎を撒いた感じですね。32夜現在では

1. 生まれた時に対アクマ武器を持っていた
2. そのため親に捨てられた
3. 旅芸人だったマナに拾われた
4. マナと死別
5. 師匠に弟子入り(3年間)
6. 黒の教団に入団

あたりが大まかな流れとしてわかっているわけですが。マナとの死に別れもはなはだしい別離の前は時系列が全然わからないのですよね。
1と2の間には結構期間があったんじゃないかと予測してますが。アレンが断定形で述べていた「捨てられた理由」なんか、拾っただけのマナは知る由もないから自分が捨てられた理由がわかる程度には成長してからのことじゃないかと(↑身もふたもありません)。少なくとも赤子ってことは無いかと。

ところでさっきからアレンさまの過去をいくらさかのぼって想像してもマナが↑のアクマの姿で浮かんで来るんですがどうしたらいいですか(そんな頭はとってしまえ)。

あまつさえこの姿で大道芸をも披露するんです(マイ脳内で)。
股間の車輪で地を駆けるんです。そして崖からジャンプするんです。自己ベストは110メートルです(スキーかよ)。100メートルを超えると観客大喝采。場内割れんばかりの大歓声です(どこの場内ですか)。

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