D.Gray-man第5巻[予覚] 感想
■総評
失われた命への追悼と
アレンさまの黒さとに満ち満ちた第5巻。
クロウリーさんがエリアーデ消滅にめだまが溶けそうなほど大泣きし、神田とマリとティエドール元帥がデイシャの死を悼み、コムイさんが死んだ仲間たちに悲しみをこらえつつ礼を述べ、それだけでは飽き足らず探索部隊の名も無き隊員が隊長の死に涙し。
Dグレはよく人が死にますがひとつひとつの死をこれほど悼む漫画も珍しいんじゃないかと思ったり(特にジャンプでは)。
多分こういう描写があるから苛酷な世界観なのにどこか救いがあるように感じられるんだろうなあと思ったり。世界は厳しいけど人の心は捨てたもんじゃないぜ的な。
誰にも大して悼まれなかった死者なんて第1夜のチャールズ(←最初に死んだ警官)くらいのものですよなんてこったチャールズ。
せめてアタイが悼むよ。
猫ほども悼まれなかった君を悼むよチャールズ(大きな世話)。
アレンさまの黒さの方は、第42夜をピークにほぼ常時ストップ高。
うっかり5巻だけ見ちゃった人には腹黒キャラと認識されること確定ですよハハハ。本当はいい子なのに困っちゃう(←どこかうつろな目で)。
■表紙
パンツは決して見せません。
そんな主張がすがすがしいほどに顕われたキャメロット嬢。
穴開きストッキングはエリアーデ嬢以降星野先生の中で流行なんでしょうか(笑)。いや別にいいんですけど。むしろグッジョブなんですけど(黙れ)。
足の先が無い…と思ったら腰掛けた顔(アクマ?)のリボンとつながってるのか。つまりこれはアレですか、キャメロット嬢は乙女たちの髪をかざるリボンのようにふわふわと愛らしいと(言ってません)。
まるで春風にひらひらはためく色とりどりの薄布のようだと。
そしていかにいたずらなそよ風に翻ろうと決してパンツは見えないと暗に(言ってねえっつってんだろ)。
■カバー裏
カバーがキャメ嬢なら…という期待を裏切ることなくティッキー(+キャメ&伯爵)。
彼は伯爵一家の中ではいじめられっこという解釈でよろしいんでしょうか(笑)。
ていうか伯爵を片腕で支えるってスゲエなティッキー。
伊達に鉱山とかで外働きしてないぜ!(めちゃめちゃ腕ふるえてますけど) (たぶんそのうち腕が疲れちゃってなぞの六角形をふりまきながらバラバラに崩れます←無い)。
キャメ嬢を支えてる方の腕とふるえっぷりが全然違うのも芸細かいです(笑)。
■『談話室』Vol.1(24頁)
4巻のアレンさまに続き、リーバー班長が担当の談話室。丁寧に挨拶しながらもところどころにコムイ室長に対する敵意が垣間見えます。ああこれが噂の科学班名物1%の殺意なのですね(殺意なの) (つかいつから名物に)。
カットが埴輪チックなのは前回とご同様(はにわ言うな)。ていうか
アンタどこに腰かけてんだ。
●室長の名称について
あー『司令室長』のことだったんだ…!
100年前の教団には室長+エクソシスト+サポート人員(少数)しかいなかったと。
で、最初のエクソシストはヘブラスカだったと。
ああその頃が超見たい。ぶっちゃけヘブラスカしかエクソシストがいなかった頃を見たい。ヘブラスカが戦わざるを得なかった頃を見たい。
↓ヘブラスカの戦いっぷり予想
■触手でめった打ち
■投げキッス
■まさかの非暴力主義
触手でめった打ちはきもちわるい上、人によっては打たれた箇所が後で腫れたりするのですが(クラゲかよ)、意外と威力がないので希望としては2番で(マジでか)。
なにせヘブラスカのくちびるはイノセンスじゃないかって大評判ですから(私の中で)。ヘブラスカの投げキッスを食らった者は人間もアクマももれなく魅了されちゃうのですから。
まさにくちびるから魔法(魔法と書いてマジックと読む)。
ちなみに3番の場合、ヘブラスカのみわくのくちびるから語られる非暴力主義に老いも若きも男も女ももれなく魅りょ(もういい)。
■『談話室』Vol.3(60頁)
●「科学班」室長
班なのに室長とはこれいかに、と思ってましたがようやく納得。
科学班の中ではリーバー班長が一番えらいのですね。
言われてみれば科学班のメンバーは仕事についての指示は班長に仰ぎに行ってますね。
単にコムイさんがトンズラこいてるからかと思っ
つまりコムイ室長は実際には本部長のくせに照れて部長と名乗っていたというわけですね!(なんだその例え)。
本部長がそんなことするからリーバー班長は部長権限をお持ちにもかかわらず
いつでも係長感満載というわけなのですね!(酷)
■『談話室』vol.4(78頁)
●人物のペン入れ
ヒゲだけ丸ペンて一体。
そんなにもこだわるほどに細かいのですか班長のヒゲは。
もしかして師匠のヒゲも細かいのですか。
本人とは似ても似つかぬ繊細さなのですか(余計な世話)。
■『談話室』vol.5(96頁)
●アレンの苦手な食べ物
「リナリーに勧められたチョコレートケーキは食べなかった」
え、4巻でバレンタインチョコの多さをさりげに自慢してたじゃないですかアレンさま。苦手なんてひとことも言ってなかったじゃないですか。あまつさえどうもごちそうさまでした、とまで言ってんじゃないですか。
神田に勝つためなら苦手なものをも食らうというわけですか。
やりかねない(←お前アレンを何だと思ってんだ)。
それとも苦手なのはケーキの方でしょうか。く。今回もアレンさまが担当だったらハッキリ判ったであろうに。彼ならばきっと乙女の夢をさりげなく打ち壊し、野郎どもを味方につける爆弾発言をブチかましてくれたであろうに(ミニスカ発言等) (つかお前アレンを何だと以下同文)。
●「かわいいな」発言
「意識する」って言い回しを久しぶりに聞きました(笑)。何ですよもう愛らしい。
ていうかリナリーみたいな子が身近にいてかわいいなと思わない方が変ですよ。ジャンプの主人公は何かそういう法律でもあるのかと思うくらいヒロインを意識しないので、アレンさまのような自然派がいてもいいと思いますよ。
ほほえましいじゃないですか。
英国紳士属性にかこつけて思うさま女の子に愛想ふりまけばいいじゃないですか(英国紳士に謝れ)。
●リナリーの好きな男の子のタイプ
「わかんないな」って使えねえ…!(おい)
↑とりあえず予想漫画。「コムイさんみたいな●●(←長所)」ってとこまでは有り得ると思います。コムイさんのシスコンは世界的に有名ですが(え)、リナ嬢もなにげにブラコンですもの。兄さんのために戦っちゃうんだもの。
でも一歩まちがえて「コムイさんみたいな●●(←短所)」になっちゃうと蹴り倒されて大爆発なので注意が必要です(そんなのコムリンだけです)。
●リナリーのスカートの中の布について
「そんなこと答えたらコムイ室長に何されるか…」
答えなくてもどうやら知っていそうな時点でもうだめだと思うんですよ。コムイさんはリナ嬢のことになると沸点低いですからもう手遅れだと思うんですよ。だから諦めて
さあ話せ。
大丈夫。我々は君の勇気を忘れやしない(←故人みたいに言うな)。
■『談話室』vol.6(114頁)
●メガネやデブやオバケ
本誌52夜で上の名前が判明した牛乳瓶底眼鏡の君(←愛称)は苗字も判明。ジョニー・ギルさん。太った包帯の人はタップ・ドップさん。オバケの人は「ろくじゅうご」さん。
なにそのやる気のない名前とか責めちゃダメ。
親御さんもいい加減名前がネタ切れだったんです。
なにせ彼または彼女は65番目のこどもだったんですもの(←勝手に)。
あまりの子だくさんっぷりに、額に名前を書いておかないと家族も区別がつかないんです。
本人の区別さえその有様ですから、当然各自の持ち物なんかは全てに名前を書いておかないと大混乱なんです。そんな環境に育ったので、独立した今も「ろくじゅうご」さんは持ち物に名前を書く癖が抜けないのです。38夜トビラ絵でコムイさんにかけてあげた毛布にも、もちろんすみっこに「65」って書いてあるんです。
ああさりげない気遣いすら恩着せがましいそんな手癖(もう黙れ)。
■アレイスター・クロウリー三世 プロフィール(132頁)
ルーマニア人はお約束ですね!(笑)
28歳か…この人自分のはんぶん程度しか生きていないアレンさまに「しょうがないな」言われて面倒見られちゃったわけか…(遠い目)。温室育ちだからしかたないのですか。彼は東欧の奥地にひっそりと咲いた奇跡の花というわけなのですか(言ってません)。
ラビのクロちゃん呼びはまだしも。何せラビは教団サポート派のトップすら呼び捨てにする男ですからね。ブックマンでさえ『室長』って呼んでるのに怖いもの知らずですね。
でもアレンをモヤシ呼びしたのは怖いもの知らなすぎたと思う(理由省略)。
そして190cm77kg。デカイのはアレンやラビとの比率からもわかっていたけど、なんでDグレってこんな巨大な人が多いんでしょうアレンさまが普通なのに小さく見えるじゃないですか。神田なんか小さく見えるのが嫌なあまりありえないほど高い位置で髪を結って身長をごまかすありさまじゃないですか(ごまかしてんのか)。
ユースケ・サンタマリアってそりゃまた意外な。でも言われるとこの尻すぼみな目の形とかに面影が垣間見えます(尻すぼみ言うな)。
■ティキ・ミック プロフィール(150頁)
188cm70kg。妙にほっそいのは人間の生活をしてるときに碌なもん食ってないからですか(ちょっと)。
たぶん26歳、ってのはアレンに話してた通り孤児だからなんでしょうね。
ポルトガル…ポルトガル…なんでリオのカーニバルしか連想されないんだろうと思ったらブラジルで使われてる言語がポルトガル語だからでした。ごめんティキぽん、もうポルトガル人=たのしそうに踊る人ってイメージしか浮かばないよこんな頭でごめんティキぽん(謝るつもりならその呼び方からどうにかしろ)。
でもカバー裏のティキぽんは踊っているように見えなくもないですよね(←反省のカケラもない)。なんかこうやじろべえ音頭とかを(ありませんそんな音頭)。