Report:Kohki Morita

佐々木「様」だろ? 「様」!
ある意味佐々木さんの全てを表した台詞。元々チームメイトで佐々木さんを呼び捨てにできる人はほとんどいないのだが、佐々木さんとしては「様」づけをよほど定着させたかったらしく、ユニフォームの名前の後ろにも「様」と書いた紙を貼り付けている。実際呼ぶ人はあまりいない。筆者だけは尊敬する佐々木さんのために、昔は「佐々木様」と呼んでいたのに、どうしてあまり喜んでもらえなかったんだろう。

そりゃあボリすぎってもんよ…オレ様なら3割でも貸すのに…
オリックスのイチロー選手の「打率4割」の記事を見て。何の話だろうと思ったら利息だった。ちなみに3割でも充分ボリすぎだと思う。佐々木さんはこの他にも「チューズデイ」を木曜日と勘違いしたり、分数の足し算を間違えたりと微妙な珍発言が多いが、度胸が足りなくてとても指摘できない。

あっ、割れた! おう! 墜ちてんじゃねーのか!
沖縄キャンプに向かう飛行機の中で佐々木さんが暴れて拳を振り回し、窓を割った時の台詞。
飛行機の窓を素手で割るとは想像を絶する破壊力だ。このパワーがあのすごいフォークボールを生み出すのだろうと感動した。

うっ! 突然! 千葉でしか売ってない「MAXジョージア」が飲みたくなった!
斎藤隆がこの後延々とパシらされることになる、序章となった発言。ちなみにその時いた場所は沖縄だった。タカシはキャンプ中なのに飛行機で千葉まで買いに戻らされた。ジャッキーチェンの暴暴茶を買いに海外まで行かされたこともある。でも少し羨ましい。筆者も佐々木さんに命令されてみたかった。

まあ「魔」ってのが気になっけど、「神」ってのはそのとおりだな!
スポーツ新聞に「魔神」と表記されたことに対する佐々木さんの感想。本気なのか、その場に一緒にいたタカシからおそなえをせしめたかったからなのか今ひとつハッキリしない。この呼び名はその後も続き「大魔神」「ハマの大魔神」というふうに発展していった。筆者は「破壊神」がいいと思う。

イチロー? ケッ! くだらん!
9者連続三振が確実視されているこのオレ様が…浪人生なんかに負けるか!

微妙な珍発言その2。「浪人生じゃないです」とすかさずツッこんだタカシに敬意を表したい。オールスターゲームでイチロー選手と対決する直前の台詞。この後佐々木さんはあっさりヒットを打たれた上盗塁までされてしまった。しかし初の敗北にいきり立つ佐々木さんを、イチロー選手は褒め言葉でちょろりと丸め込んで自由自在に操ってしまったらしい。筆者にもこんな技量があればもしかしたら佐々木さんに受け取ってもらえたかもしれない(編集部注:作品&キャラ紹介参照。ちなみに無理であろう)。

世界一はこのオレ様だと思い知らせてやる!
言われるまでもなく世界一だと思うのだが、佐々木さんは常にそれが証明されていないと気がすまないらしい。だったら筆者が佐々木さんは世界一という歌を作詞・作曲して毎日歌ってあげるのに。

30冠王だ!!
インタビューで今年の目標を聞かれた時の台詞。さすが佐々木様、30本とか30勝とかそんな小さな目標は持たない。ちなみに30冠には「セーブ王」「最優秀防御率」など野球の賞のほかに、「NG大賞」「上方演芸大賞」「ミスモモコ」なども含まれるらしい。ミスはさすがに無理そうだ(編注:他は?)。

痛かったか? 夢じゃないだろ!
タカシが悲願のシーズン中10勝を達成した時の台詞。タカシが「今でもなんだか夢みたい」という感想をもらしたので、佐々木さんは夢じゃないことを証明するため、横合いからタカシを軽く4メートルほど吹っ飛ばした。本気ならスタンドまで飛ばされてしまうので好意でやったとも思えるが…疑惑の一件である。

特にあの権藤とかいうコーチ! ありゃあくせ者だ、かかわらない方がいい!
さぞかしスパルタでしごいてることだろう! 奴らの苦痛にゆがむ顔が目に浮かぶぜ!

沖縄キャンプを免除されて、休日を満喫していた時の佐々木さんの台詞だそうだ。近いものとして「用もないのに行くキャンプは最高だからな!」がある。佐々木さんは地味な体力トレーニングが嫌いで、みんなで自主トレをしている時など大抵早いうちに姿をくらましてしまうのだが、どうやら他人が苦しそうに練習しているのを眺めるのは大好きらしい。

どいつもこいつもオレ様の神経を逆撫でしやがって。
こうなったら松坂だけじゃなく、球場もろともブッ壊したら───

1999年のオールスター人気投票でライオンズの松坂投手に及ばず、「投票が伸びなかったからって八つ当たりはよくない」「そんなこともあるさ」等の周囲の正論をぶっ飛ばした後の台詞。時期が時期だっただけに「佐々木さん=恐怖の大王説」がまことしやかに囁かれたのも無理のない話だろう。佐々木さんが破壊した球場は7日7晩燃え続けたという噂だ(編注:それは噂にすぎません)。

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