其之二百四十二「謀反」
こんなタイトルで冒頭から心眼を使って、紅の塔の中を探っている遊庵。
一瞬遊庵が謀反を起こすのかと思ってしまいました(単純)。遊庵は心眼で、塔内のある扉を覗こうとするのですが、結界(?)で弾かれてしまいます。究極の心眼でも覗けない領域の模様。そこに現れたのは
…吹雪イイイイイィイィ!!
すみません不意を突かれてしまいました。当分出番ないと思っていたんですもの。たとえるならなくしてしまってずっと探していた幻のみかん(愛媛産)が、ある日突然床下からカビ生えた状態で出てきたようなそんな感じ。カビはもちろんミズカビですよ。白くてもっさりもっさり(私吹雪を愛してますよ)。
遊庵はお母さんを母ちゃんと呼んでいたのですね。相変わらずの庶民派大四老ぶり(ちなみに時人は貴族派大四老。あるいは華族派) (パンがなければケーキを食べればいいじゃないのとか言います)。
あまりにも庶民的すぎてちょっと合わないような気もしたので他候補を考えてみたり。
■母さん
■母上
■御母堂様
■マミー
■ママン
■間マン(自動変換)
最後は多分、漫才のボケツッコミの「間」のみを担当する人です。「マン」というと男の人のみが就ける職業であるかのような感覚を与えるため、最近では男女平等の考え方に基づき
「間ワーカー」という職名に切り替えられつつあります。
そんなママンは間の取り方を失敗して処刑されてしまいました(違)。家族にも累が及ぶところだったのを、遊庵が責任をとって大四老として壬生に尽くすことで許してもらったそうです。
でも間をとらなきゃいけないのに遊庵ときたらツッコミ役ばかり♥ だから薄遇されているのです(嘘と本当の度合いが6:4くらいなのは感想としてどうかと思う)。
さて、紅の王に対して何か企んでいることを指摘された吹雪と、母親を悪く言われた遊庵は互いに険悪ムードに。折れたのは家族を盾にとられた遊庵の方でした。お前の家に入り込んでいる狂の仲間を始末しろ、と命じる吹雪。 吹雪のくせにカッコイイ 。いや吹雪はいつもシリアス一辺倒でけっこうカッコイイのですけどね(髪型以外)。
家族のために壬生に囚われている遊庵を助けてくれ、とほたるに頼む庵曽新。そこに遊庵が帰ってきて、ついに戦闘開始です。
その前に、トラと辰伶を先に行かせるほたる。トラに対して
「アキラを頼む」
アキラを頼む…アキラを頼む…(脳内エコー)。
ああ友情と吹雪の髪に乾杯…!(いや「あと梵も」って言ってるよ)
それに対しトラは「何遺言みたいなこと言うてんのや」。
いや別に遺言じゃないし。なんてツッコんではいけないのです。これはトラの心の傷が成せる業なのです。
■「家康様を…お願い致します」 鳥居元忠
■「壬生を…先代を…子供達を頼む」 太白
■「あとは…頼んだぜ」 梵天丸
と、他人に遺言されまくりの彼は、もはやお願いとか頼むとか言われただけで遺言と解釈せざるを得ない体なのです。間違い電話で「チャーシュー麺を3人前頼む」と言われただけで滂沱の涙なのです。仕方のない人!!(仕方がないのはお前の頭だ)。