週刊少年ジャンプ第53号
■D.Gray-man
53号まであったのは閏年だからですか(知らないよ)。
そんなわけでミランダさんの部屋のステキ落書き(by キャメロット嬢)のその後が気になる昨今、皆様いかがお過ごしですか。ミランダさんは「汚した壁紙の代金」の始末をして旅立ったわけですが、壁紙をある程度自分でキレイにしていったのかそのままにしていったのかで相当左右されると思うんですよ。
主にアパートの管理人さんの精神状態が。
個人的にはそのままを希望です(おい)。願ってもないホラー展開ですよ。新連載のムヒョとロージーもびっくりですよ。
「不幸女」と渾名されるアパートの住人がある日突然出て行った。彼女の部屋に残されていたのは謎の血文字。果たして「エクソシスト」とは何か? 警視庁の敏腕刑事・吉井の推理が冴える!(←講談社ノベルスとかの帯風味に) (ていうか吉井って誰)。
19世紀ではまだ科学捜査が発達していないのが残念です。現代なら不審に思った管理人さんが警察に捜査を依頼して、血文字が住人の女性自身の血液によって書かれたものであることが判明し謎が謎を呼んだかもしれないのに(読者のあずかり知らぬところで) (知らぬところで呼んでもしょうがないだろ)。
さて、血文字含め好きに遊んで立ち去ったキャメロット嬢。彼女が立ち去ると、アレンたちが連れ込まれたファンシーな部屋は崩れ落ちてしまいます。
そして謎のファンシー空間に放り出されたと思ったら、いつの間にかミランダさんのアパートにいた三人。ミランダさんは時間系ですが、キャメロット嬢は空間を操る力でもお持ちなのでしょうか。
ミランダさんのイノセンスは、発動を止めると吸い出した時間も戻ってしまう、というものでした。そうきたか。正直トマがアクマだった時並に虚を突かれました。先週のミランダさんはその事を知っていたから、発動を止めまいと人知れず必死になっていたわけなのですね。能力にメリットもあればデメリットもきっちりあるのは流石。
メリット:デメリット=4:6くらいじゃないかとふと思ったのは公然の秘密ですが(公然なのか)。確かに一時的にでも全回復は便利だけど、うっかりすると死んじゃいます。発動停止後は全回復中に負った怪我+吸い出した時間に負った怪我、という世にも痛々しい状況になるようですし。こう、タイムパラドックスとかで回復中の怪我は無効、とかいう特典がないかなと思ったんですが、病院にいた時のアレンの顔の傷から血が滲んだままだった所を見るとそれもなさそうです。ああ世の中そうそう都合よく転がっちゃくれないぜ的星野節全開。
この世界で人が生き返る展開とかがもしもあったら、きっとたった一人の命の代償に
グレートブリテンおよび北部アイルランド連合王国(正式名称)の半分が水没すると思います(スコットランドヤードとか半壊)。
「自分の傷は自分で負います」とかさらっと言っちゃうアレンが男前。それにあっさり同意するリナリーも男前(←待て)。この子達仲良くなるの早かったろうな(笑)。
「傷は生きてれば癒える 傷跡は残るけれど」
は名言だと思います。ネガティブなのにポジティブ。少し切ない感じがするのは自分に言い聞かせている台詞のようにも見えるからですかね。
病院にやってきたコムイさんの「大変なことになったね」という台詞、長期任務への移行、新たなエクソシスト(?)・ラビの参入、伯爵の行方不明とファミリーの始動など、教団VS伯爵の戦いも水面下で大きく動き始めている模様。
こんなボロボロ状態のアレンとリナリーに任務続行って相当切羽詰まってるんでしょうか。詰まってるんでしょうね。そうじゃなければオマエの母ちゃん何人だとコムイさんにつっこんでやる。
ミランダさんはしばらく出てこないのかな…。復帰を心待ちにしています。彼女が去り際に階段ですれ違ったラブラブ夫婦は10月9日にすさまじい夫婦喧嘩をしていたお隣さんですか(相変わらず芸細かいな!)。
ミランダさんが美人になったという意見をあちこちで見かけますが、謹んでそれには反駁したい。彼女はもともと美人だったんですよ。
むしろ女性はすべて美しいんですよ(お前はどこのフェミニストか)。
ちなみに一番美しかったのは、ドクターを呼ぶために管理人さんの所に突っ込んでいった今にも目玉飛び出しそうな顔だと思います(美を説いた全てを台無しにする気か)。
■ワンピース
奇跡的方向音痴のゾロに対するナミのツッコミに愛。むしろナミに愛(わかったから)。 彼女のツッコミは冴え渡る一方ですね。ああウソップの分までツッコんでるからか(涙)。
フランキーは本名より偽名の方が似合ってますね。 ていうか本名が「カティ・フラム」なんて微妙に優雅っぽい名前でちょっとガッカリです。お前は生まれた時からフランキーじゃなかったのか。「ファンキーな人生を送れるように」との願いをこめてお父さんお母さんがつけてくれた名前じゃなかったのか。ファンキーのファンキーによるファンキーのためのフランキーじゃなかったのか。
なにそのフランス香水みたいな名前。
見損なった。お前を見損なった…!(勝手に見損なってろ)
■BLEACH
伝家の宝刀使用成功例・その2が出ましたよ奥さん(←誰)。
というか阿散井恋次さん以上に成功しちゃった感でいっぱいです。砕蜂さんは女の子であるがゆえにへたれ度が軽減されちゃってますから。
「何故私を連れて行って下さらなかったのですか……!」などと涙目で訴えちゃっても問題ないわけですよ。
むしろそのギャップが愛らしいとか思っちゃうわけですよ。
やはり世の中女の子の方が得をしている。
恋次さんだったらこうは行きませんから。
彼が涙を流しながら「何故ルキアを助けて下さらないのですか……!」とか白哉に訴えたら
間違いなく斬り殺されてる。
■デスノート
ええ、火口…? まあ言われてみれば一番態度でかかったかな、と思いますが、短絡思考エロオヤジでがっかりです。尾々井かと思ってたのに。松田の台詞を根拠に。ああ松田なんか信じたオレがバカだったのさ。奴は所詮飛び降りでしか花を咲かせられない男なのさ。人生最後の火花をすでに散らしちまった男さ(私松田さんを愛してますよ←三度目)。
ミサは大活躍ですね。ライトさまがキラキラ正義ぶってる隙に、第二のキラ時代の腹黒っぷりを如何なく発揮ですよ。手を下したのはレムとはいえ、また人ひとりをあっさり…。やっぱりミサはミサなんですね。安心したようながっかりしたような。
■武装錬金
「こーゆー奴なんだ」って妙にパピヨンを理解しちゃってるカズキがいい感じです。
パピヨンが人喰いの習性から離れつつあるのは味方化の伏線なのか、カズキが人間に戻るための伏線なのか。後者を熱望。
パピヨンには敵内味方的立場でおいしいとこだけさらってほしいのです。
ただ彼にかかると通常おいしくないとこもおいしくなるのでアレなんですが。ハンバーガーを食べるとか。水着に着替えるとか。吐血とか。吐血とか。吐血とか。
■銀魂
お妙さんの台詞でちょっと昔を思い出しました。
護身術を教えられたことがあったんですよ。学校で。その中で「後ろから掴みかかられた時の対処法」みたいのがあったんですよ。そのうちのひとつが
「相手の中指を掴んで地面にたたきつける」。
生徒「折れちゃうんじゃないですか?」
護身術の先生「折るつもりでやってください」
でも実際に折れる人は少ないと思うわけですよ。
相手も血の通った人間ですから。
つまりお妙さんはそれを実行に移せる数少ない選ばれた人間であると。
そういう解釈でよろしいか。
ちなみに鬼子母神とか不動明王とかそこらへんに選ばれた方向で。