荒廃の夏#1「境界」
2001年8月後期本部トップ絵その1。「荒廃の夏」というタイトルで構図を考えていたらいっぱい浮かんでしまったので、トップ絵なのに5連作(死)。境界というか国境のイメージで描いております。俺式イメージでは梧桐さんは高校卒業後にひとりで(←ポイント)ブラジルに行って父と決着をつけたりするのではないかと思うので、その辺りの国境線のつもりでした(過去形)。でも仕上げてみてからよくよく考えるとこの鉄条網は、昔私が住んでいた地域の山の中などで良くみかけたもの。石の上にも三年とはまさにこのこと(三つ子の魂百までだろ)。別に東西の国境線上に住んでいたわけではありません。熊が出る山の近くに住んでいただけです。その山の立ち入り禁止区域とか私有地の周りとかに張り巡らされていたのです。ではこの鉄条網は熊に痛めつけられてこのようにうねうねなのですネ。梧桐さんはその熊を倒してご満悦!とそういう絵だったのですね。なんということだ。もしくは梧桐さん自身が熊(以下自粛)。