四季#3『あかね』

はにわde四季シリーズその3。
アレンさまは色気より食い気の人ですから、もみじがいっぱい落ちてたら観賞そっちのけでやきいも焼くんです。山火事になったらたいへんなので、焚き火をする時はちゃんと周りの葉を除けますヨ。でもいたずらな秋風が火のついた葉の一枚や二枚飛ばしちゃうのは止められないんです。飛んでった葉っぱがラビの頭の上とかに落ちちゃっても仕方ないんです。
その結果ラビの頭がかちかち山になっても不可抗力なんです。むしろ運命なんです。
ちなみに頭がかちかち山でも神田には気づいてもらえません。もともと燃えてるような赤だから。でも「ラビの奴、今日はなかなかアバンギャルドな髪型だな」と感心されて友情が芽生えるかもしれません。よかったですね!(今まで芽生えてさえいなかったってこと?)

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